ちょうど2年前、2015年の4月25日(土)のことでした
まさかの胃がん告知を受けました、しかも悪質なスキルス性だと
今思えば、クリニックの先生はとても緊張しておられたと思うのだけど
こちらは胃潰瘍の程度について何か言われるのかな、くらいの構えだったのよね
私は、大学を出てすぐに就職をした会社がガン保険の会社でした
その当時は、告知を当人にするべきかどうか、ご家族にまず聞いている時代
お客様との電話応対の中で、色々と経緯を聞く機会もあり、
「最後まで本人は癌だとは知らずに眠るように逝きました‥」などと、
思い起こせば、まだ新入社員だったころ、電話口でもらい泣きをしていた事も
そんな時代もいつの間にか終わっていたのだと、最近になって改めて気づきました
もちろん、今はその場で分かり次第、本人への告知です
2人に1人が癌になるということも、新入社員時代に頭に叩き込まれていました
父(健在)も母(他界)もがん経験者ですので、家族からの告知も
3度ほど経験しておりましたので、確率的にも家系的にもいつか自分も、と
覚悟はしていたものの、48歳という年齢は思っていたよりずっとずっと早過ぎで
やはり、少し頭が真っ白になったのを覚えています
パートナーに電話で報告したあとは、手術に向けて急ぐ必要もあり
仕事のことやお金のことや、諸々の準備でバタバタしましたが
手術までの日々は、本当に世の中が違ってみえたものでした
あの日から丸2年が経ちました
お陰様で今のところ元気に過ごさせてもらっています
2年経過検診を控えてますが、何もないことを祈るばかり
検査のたびに、また告知を受けるのではないかと、やはりドキドキします
告知の受け止め方は人それぞれだと思いますが、
万が一、がん告知を受けて不安で怖くてどうしようもないならば、
今はがんも治る時代です
気をしっかり持って、ポジティブに立ち向かって行ってほしいと、
いま、その日を思い出しながら、経験者としてエールを送りたいです